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=== Assistant: とても良いご質問です！ ===
とても良いご質問です！
尿素窒素（BUN）とクレアチニン（Cre）は、どちらも腎臓のはたらきを評価するための血液検査として使われますが、性質や意味が少し違います。
それぞれの違いと、「尿素窒素が高いのにクレアチニンは正常な場合」について、わかりやすくご説明しますね。

===== - 何を見ている？ 　主に'''たんぱく質の代謝のあとにできる老廃物（尿素）'''の量を見ています。 =====
* どこで作られる？ 　肝臓で作られて、腎臓で尿として排泄されます。
* 正常値（成人）： 　約8〜20 mg/dL（施設によって多少異なります）

===== - 何を見ている？ 　'''筋肉の代謝のあとに出る老廃物（クレアチニン）'''の量です。 =====
* どこで作られる？ 　筋肉で自然に作られて、腎臓でろ過されて排泄されます。
* 正常値（成人）： 　男性：約0.7〜1.1 mg/dL 　女性：約0.5〜0.9 mg/dL

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===== このようなケースでは、必ずしも腎機能が悪いとは限りません！ =====

====== - 脱水：水分が足りないとBUNが上がりやすい（濃縮される） ======
* 高たんぱくの食事：肉やプロテインなどを多く摂った場合
* 消化管出血（特に上部）：腸で吸収された血液がたんぱく質として代謝されBUNが上がる
* ステロイドの使用や発熱・感染：たんぱく質分解が進む

✅ 一方、クレアチニンは筋肉量に大きく影響されるため、筋肉の少ない人（高齢者、やせ型の方）では「腎機能が落ちていても数値が正常」に見えることがあります。

===== 💡BUN単独では不十分で、CreやeGFR（推算糸球体ろ過量）などとあわせて評価します。 =====
* eGFR（推算糸球体ろ過量）：腎機能をより正確に表す計算値 　（年齢、性別、クレアチニン値から算出）

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===== - 日本腎臓学会『CKD診療ガイドライン2023』 =====
* 日本臨床検査医学会『臨床検査データブック』
* e-ヘルスネット「腎機能の検査」

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ほかにも気になる検査項目や数値があれば、いつでもどうぞ😊